京都の骨董屋購入
直径13.3
高さ7.2
元禄の華やかな時代を思い浮かべることのできるような鮮やか絵がびっしり。
黄色と緑の青海波の中には更に文様を詰め、赤玉丸紋には中国人物の3種の絵、ひとまわり小さな丸紋にはそれぞれ黒の線を効かせた鳥、海老、山水に舟に月、と見応えがあります。
鉢の中には、水草の合間をスイスイ泳ぐ魚の群れ、見込みは盛り上げてあります。
購入先の主人もこの手はとても良いものです、と仰せでした。
元禄期の色絵は、古伊万里の全年を通しても、相当に充実した時期です。技術力も高く、これらの名品が後期から幕末期の手本となった事となったものと思われます。
黄色は、上手物にのみ用いられ、型物にもよく用いられています。
これらの色絵は、筆致、色の美しさからも、秀逸なジャンルと思っております。ですので現存数もあまりないのです。
しかもこちらは無傷です。
まさに江戸後期から幕末にこの鉢を手本にした小皿も手元にあります、後ほどお出しします。
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Update Time:2025-08-11 12:42:57